マネーリテラシー向上委員会の
ネオFPの藤井です。
「藤井さんの紹介してくれる
運用案件は全て当たりますね。」
有難いことに新年明けて、
立て続けにこんなセリフを言われました。
紹介している身としてはある意味、
光栄で嬉しいような言葉なんだけど、
「ん?ちょっと、待てよ・・・」
冷静に考えるとちょっと危険な言葉かも。
そう感じちゃいました。
だって、その言葉の裏には
これまでの良かった結果に対して、
他責(藤井のおかげ)にしちゃってる
ニュアンスを感じるだもん。。。
じゃー今後悪かった結果が出ると・・・
それも他責にされる意図を感じます・・・
・投資は完全自己責任の世界
・信頼はしても信用はするな
(頼るのはいいけど、信じきるな)
そう考えるとその人のためにも、
「早いうちにどこかで
失敗して損をしてくれないかな」
なんて縁起でもないことを思わないでもありません。
(紹介しといて、とっても無責任ですが・・・)
だって成功し続けることなんてないから。
そもそもなんですが・・・
過去、僕の紹介する案件で関わった人に
大損をさせてしまった事があるんですよ。
隠すことでもないので、
ビットリージョンってやつね。
もちろん僕個人的にも
100万円単位での損失だったんですけどね。
そういう過去も含めて、
失敗リスクありきで聞いて欲しい。
だからこそ、本当に大丈夫なのか?
有事には何か保険をかけられないか?
出資先との契約書は巻けないか?
そんな感じで実務面でも
より一層慎重になった所もありますよ。
ですがねー。
やっぱり失敗から学ぶことも多いし、
人任せに意思決定をする事って
良くないと思うんですよね。
まー薦めている僕が言うので
かなり矛盾しているかもしれません。
現在、藤井に運用を任している人にとっては
とっても不安にさせる言葉になっちゃうかも
しれませんね。
でも、原理原則として、
ビジネスや投資・運用のたぐいの世界は
誰がなんと言おうと自己責任です。
(何回言うねん!)
【失敗確率がゼロなんて存在しない】
僕がどんだけ、
「元本保証します。」
って言っても、
僕が資金を持ち逃げするリスクが
ゼロ%になるなんて、あなたには把握しようが
ないリスクだし、ゼロなんてありえない訳ですしね。
もちろんプライドに掛けても
しないっすよー。そんなこと。
僕の今の置かれている状況と
人との繋がり、これまで僕自身が築いてきた
ブランドや自己投資額とか、
色々と多角的に考えると、
逃げる方が圧倒的にデメリットの
ほうが大きいことが分かるからですよ。
でもさー!もし仮にだけどさー。
娘が超重い心臓病
とかになってアメリカでの
先端医療を3ヶ月以内に
受け入れないと死んじゃう。
1億円キャッシュで
手術費用を準備しなきゃならない
なんて精神状態に追い込まれたら、
どんな親であろうと何しでかすか?
わからないじゃないですか?
「藤井さん!それは極論ですね。」
なんて思ってたら、
あなたは綿アメぐらい甘いですよ。
北朝鮮の委員長さまが
核ミサイルを打って来る事だって、
南海トラフ地震が直撃する事だって、
家族が不治の病に倒れる事だって、
地方の第一地銀が潰れる事だって、
可能性はゼロじゃない!
全てはリスクがあるんだから。
だからこそ投資や運用の類は、
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・自己責任の世界
・信頼はしても信用はするな!
=============
ってなるわけです。
かなり極端な例かもしれませんが、
良くも悪くも薦める立場として、
ユーザー側に他責発言が出ないように、
薦める側のマネーリテラシーと
希望者側のマネーリテラシーに
アンバランスが出来るだけ起こらないよう
スピーカー側がより一層注意しなきゃいけない。
だから適合性の確認書類とか、
意向確認書とか、重要事項説明書とか、
ドンドン増えちゃうんでしょうね。
【不利益となる可能性がある事実を告げる】
スピーカー側のリテラシー向上が大事。
本当にココに尽きますね。
僕ももっと勉強します。
小難しい事言うようだけどね。
そういう意味でも今年は、
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・資産運用と資産防衛の違い
・投資の基本は分散投資
博打の基本は一点集中
・自己リスクの許容度
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などなど・・・
マネーリテラシーの向上を目的とするような
マインド系のコンテンツを提供した方が
いいな〜と新年早々思いました。
ビジネスにしても、
資産運用にしても、
コミュニケーションにしても
礎になる全ては、
【マインド】
だな〜と思った日々でした。
本日も最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。
(広島市佐伯区観音台の愛方の実家にて)