“魔法”の拡大質問

拡大質問と限定質問の
使い分けが楽しいFP藤井です。

今日の話の結論から言うと、

『今回お話をする上で1番知りたい事や、
 明確にしておきたい事はなんですか?』

そんな

『魔法の拡大質問』

から入るのが1番大事である!
と言うお話しです。

個人さんの保険やら資産運用・相続など
お金全般の相談業務&コンサルティングを
しているFPとして

1番核心めいた質問です。

そこを解決してさしあげれば
お客様は喜んでくれるので
至ってシンプルな話です!

それを冒頭で把握する質問です。

しかし、同業や保険マンの
商談時のお話を聞いてみると
冒頭でこの質問から入る
人が意外と少ないと言う。。。

外資系のロープレバリバリしてきた
生保マンならばまだしも、

特に『損保マン』において普段から
『顕在ニーズの中で仕事をしている人』
このニード喚起が苦手のようです。

(ちなみに僕はライフプランを
損保代理店さんに教えているので
この辺の感覚があります。)

いわゆる

【潜在ニーズの顕在化】

ってヤツですよね。

だからこそ、
この魔法の拡大質問は

絶大&強力です。

なんせ冒頭から、

・1番知りたい事
・明確にしておきたい事

知れるキッカケになります。

『ところで、今回私とお話しする上で
 1番知りたい事や明確にしておきたい事は?』

自然と聞けるのがこのフレーズ!

その後お客様からは大概、

『漠然とした悩み』

が返答されてきます。

この漠然とした回答を
ボリボリと深堀出来ると
商談が楽しくなります。

例えば・・・

顧客
『実は友だちがガンになって心配になっちゃって』

『相続で受けたお金をどう(正しく)使ったらいいか?』

『そろそろ家を検討してまして・・・』

『このマンション気に入ったんだけど、
 将来本当に払っていけるか不安で』

こんな感じです。

その後、「こう聞くワケです。」

〜友だちがガンになった人の深堀ケース〜

FP藤井
「お友達がガンになられた事で、なぜ不安に思うのですか?」
「あなた自身はどんな所に不安を感じていらっしゃいますか?」

お客様
→「実は身近な人の出来事が自分事のように思えて心配で・・・」

→「実は私、がん保険コレでいいのかな?って思って・・・」

〜相続でもらったお金を活用したい人の深堀ケース〜

なぜ相続でもらったお金を正しく活かした方が
良いと思っていらっしゃいますか?」

お客様
→「せっかくあるのに銀行預金では
全然利息つかないじゃないですか」
→「でも、母からもらったお金を正しく
活かせなかったらなんか母に悪くって」

 

〜住宅・マンションの人の深堀ケース〜

「マンション将来払っていけるかどうか不安なのはよく分かります。
ただ、具体的にどんな状況を想像して不安を感じますか?」

お客様
→「実は子どもがもう1人欲しいけど
3人目が生まれると払っていけるか不安で」

→「今は多分やっていけるけど、
将来勤め先がどうなるかわからないし
ローンで日々の生活が苦しくなるのは嫌なんです」

こうやって回答を深掘りして
問題点を明確化していきます。

 

僕のお仕事であれば大概は
『お金の心配』であるケースが多いです。

質問者のマインドセットとして

『魔法の拡大質問をした

常に

『WHY?』

お客様に投げかける事。

出来れば3回ぐらい

“なぜ?” “なぜ?” “なぜ?”

と投げかけると良いです!
(よく言われる事ですが)

それをしていると、

【相談者が抱える本質的な不安】

が見えてくるはずです。

実は超基本的な話法ではありますが、
コンサルティングを行う上では

絶大&強力です。

ちなみに僕はアクサ時代に
先輩エグゼクティブから

『顧客のまわしを掴め!』
「まわしが掴めないうちは全体設計書を出すな!」

っと教わりました。w

兎にも角にも

顧客の本質的な心配ごとを
商談の冒頭で把握出来るコト

でその後の展開も全然違います。

何よりコミュニケーションが
円滑でやりやすくなります。

ココに『魔法の拡大質問』と呼ばれる
魔法たる所以があるのではないかな?
と思います。

釈迦に説法かもしれませんが
良かったら参考までに・・・

 

「あなたは顧客のまわし掴めてますか?」

本日はココまで〜!!